江藤有希
ヴァイオリニスト、作・編曲家

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コーコーヤのレコーディング

2020.6.13 更新

昨日までの4日間は、コーコーヤ・4thアルバムのレコーディングでした。
素晴らしいゲストのパーカッション岡部洋一さん、ベース西嶋徹さん、ピアノ林正樹さん。
録りながら感動する瞬間がたくさんありました。やっぱり凄い。
そしてスタジオ・ハピネスの皆さまにお世話になり、無事に終わりました。
(左から黒川紗恵子さん、岡部洋一さん、笹子重治さん、西嶋徹さん、江藤)
(中央左が林正樹さん)
すでに笹子重治さん、黒川紗恵子さんがFacebookで素敵にレポートされているので、私はレアなトラブルの報告を。。
1日目の前夜、準備のため部屋に入ると、ヴァイオリンのテールピースを固定するガットが切れ、楽器がバラバラになっていました。
駒はとび、弦もはずれてビヨンビヨン。
惨状を目撃し、しばし呆然としました。
すでに22時を過ぎ、いつもの楽器屋さんにも連絡とれず。
(のっぺらぼう)
(切れてしまったのはテールガット)

スタジオには翌朝11時の入り。
むむむ。ない知恵をしぼりました。
実は15年以上前、ライブ中に同じところが切れて生解体ショーをやった経験があり(@高田馬場コルコバード)、その修理の際にもらったナイロン製の部品で応急処置し、とりあえず見た目は元通りになりました。
しかし、弾いたら明らかに音が違う。
一度駒が外れると色々な位置が変わり、響きが大きく変わってしまいます。
このままで録音するわけにはいかないので、メンバーに遅れるかもしれない連絡をし、翌朝9時台に都内へ。
楽器屋さんは本当は10時からだけど、お電話したらすぐに入れてくださり、素早く調整。
音を出したらいつもの響きになり、涙が出そうになりました。
かくして、少し遅刻してしまったものの、無事に音出しに間に合い、レコーディングにのぞむことができました。
慌てなくてよいと言ってくれた笹子さん、さえちゃんには救われました。
急遽みてくださった松本弦楽器の松本さんにも感謝です。
気が気でなく、寝不足で迎えたレコーディング初日でしたが、もしスタジオに入ってからこの事態になっていたらと思うと恐ろしく、前日に起こったのは本当にラッキーだったと思います。
始まってからは、皆さまの音にときめきました。
ちなみに、岡部さんが使った楽器のひとつにケンタッキーの袋がありました(笑)。

(マイクは2本)


(ダンボールも楽器でした)

というわけで、音源は年内にリリース予定です!