江藤有希
ヴァイオリニスト、作・編曲家

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4/9〜11、那覇でした。

2015.4.20 更新

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4/11(土)EPO Theatrical Live  『The petit four』(プチフール) vol.2@てんぶす那覇

昨年、初めてEPOさんとコーコーヤで演奏した、音楽劇「プチフール」。
昨年は役者さんが舞台上で朗読し、場面場面でEPOさんとコーコーヤで演奏、というものでした。
脚本・演出は宮川雅彦さん(キャストも)。
それが今年は、朗読ではなく、役者さんが動いて演技する舞台となりました。

EPOさんのユニット「アクアノーム」には、私は2007年頃からの参加なのですが、「アクアノーム」でも演奏している曲、そしてこの「プチフール」の為に書かれた曲など、2時間ほどの舞台でたくさん音楽が登場します。
これまで演奏してきた曲たち。
今回の宮川さんの脚本や、生き生きと動く役者さんたちの姿と通して、「ああ、こういうことだったのか」と思う瞬間がたくさんありました。

と、内容のことを途中まで書いておいてなんですが、旅の報告にうつります。

4/9(木)那覇に到着。
笹子さんに、公設市場近くの「田舎そば」というお店に連れていってもらい、沖縄そば堪能。
そしてスタジオ入りし、早速EPOさんとコーコーヤでのリハ開始。
新曲は1曲だったので、ゆっくりアレンジ試しながら仕上げていく。
こういう作業は、ユニットとして活動していると本当にスムーズ。
残りの時間は、昨年の復習もかねて通していきましたが、楽しい復習でした。

そしてリハ終了後、何やら素敵なお店に集合。

 (肉!肉!肉!!!)

役者さんチームと合流しての食事会でした。
えぇっと、このお肉の前にもさんざんお刺身とかお刺身とかお刺身とか食べてましたが、とにかく美味しいお店でたらふく食してしまいました。
パワーいただきました!

4/10(金)本番前日は、役者さんと一緒にゲネプロ。
こういった舞台でキモとなるのは、やはり音キッカケです。
舞台が始まってしまえば誰かが合図を出してくれるわけではなく、「このセリフの後すぐ」とか「このセリフからひと呼吸おいて」とか、ここで演奏をはじめるのがずれてしまうと色々まずいのです。
ドキドキ。
前日にこういう機会がなければなかなか難しかったと思います。
それにしても、昨年の朗読劇とはまったく違うものになっていました。
最後はEPOさんも一緒になって踊ってたりして!
ゲネプロ後、コーコーヤでなぜかミャンマーカレー食べて解散。

(宿の近くの駐車場にて)

4/11(土)本番。
会場の「てんぶす那覇」は、国際通りにあるホール。
お昼過ぎから実際の舞台でのゲネプロが始まりました。
PAの上江洲さんとは初めてでしたが、気持ち良い音!

(ゲネプロ前)

(楽屋でなぜかヘアメイクするEPOさんと、キャスト・犬養憲子さん)

二日前にはまだ残席多かったようですが、フタをあけてみればたくさんのお客さまが!
緊張感もありつつ、役者の川満聡さん、犬養憲子さん、当山彰一さん、宮川雅彦さんらの渾身の演技、言葉、そしてEPOさんの歌声に、ついついぐっときてしまいます。

ここで、冒頭に書いた
「ああ、こういうことだったのか」
というくだりに戻るのですが、私のなかで、EPOさんの作られてきた曲たちが、宮川さんの書かれた脚本によりすべてつながったというか。
合いそうな曲を集めたとか、そういうことではなくて。
これは、多くの方に観ていただきたい舞台だと思いました。
東京でも機会がありますように。。。

無事に2時間のステージは終わり、アンコールでオリオン・ビールのCMにもなっている「だんらん」で盛り上がって終了。
充足感に包まれつつ、またもや酒池肉林の打ち上げざんす。

 
(色々焼いているうちに、非常ベルがなりました。笑)
  
沖縄の方々だけでなく、全国各地から観にきてくださった方も多く、コーコーヤのアルバムもたくさん手にとっていただけてうれしかったです。
ご来場くださった皆さま、沖縄の皆さま、最初から最後まで楽しく過ごさせてくれたEPOさん、宮川さんはじめ関係者の皆さま、心より感謝申し上げます。
EPOさんとは、今年も12月にアクアノームのコンサートが決まりました。
未体験の方、ぜひ!